全訳経絡学
科学技術出版社シリーズ(近日刊を含めて):全訳中医基礎理論、全訳経絡学、兪穴学、全訳鍼灸治療学、全訳刺法灸法学。
中医内科学は東洋学術出版社が版権を持っており、2000年頃に翻訳しましたが出版できません。鍼灸治療学と刺法灸法学は、2000年に原稿を渡し、2004年に鍼灸治療学を校正しました。
-大学中医学教本-   全訳 経絡学(鍼灸学釈難の解説書)       翻訳 淺野周
主編 李鼎      副主編 肖少卿       編委 楊介賓/ 孟昭威 / 姜揖君
発行所 (株)たにぐち書店(℡03-3980-5536 Fax03-3590-3630)
定価 3150円A5判 227頁(ISBN4-925181-22-X C3247)
もよりの書店でお求めになるか、直接たにぐち書店にご注文ください。たにぐち書店発行、浅野周訳、全訳経絡学です。
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 推薦文
※日本で始めての経絡書!兪穴学を翻訳した今村氏が「我々の習った教科書をすべて翻訳しよう」と計画し、たにぐち書店社長の協力を得て、出版にこぎつけました。
 これまで中国の経絡書は翻訳されたことがなく、経絡について詳しく書かれた本は刊々堂の『針灸学』だけでした。しかし、それは厚さ5.7cm、価格2万円のとても手軽にひけるものではなく、さらに惜しいことには絶版で、あらかたの図書館では貸出禁止になっています。
 今回の経絡学は、中国の鍼灸大学(中医薬大学)で教科書とされているものを翻訳したもので、五版教材と呼ばれているものです。教科書シリーズの一貫として翻訳しました。鍼灸専用の本なので、中薬系に進まれた方が目にすることはありませんでした。また英語圏からの留学生が多い、留学生用の教科書を使って勉強された方も目にすることはありませんでした。中国への留学生は、漢字に慣れていない生活環境なので、どうしても識字に問題があります。中国の学生さえ、ときたま読めないことのある本科生の教科書が使えるはずもないので、内容や漢字を大きく減らした教科書を使っています。ですから留学しても外人クラスで学ばれた方は、この教科書を目にすることはありません。本科で中国人学生に混じって勉強する人には、よき参考書となるでしょう。

  『経絡学』と刊々堂『鍼灸学』の違い  
 刊々堂は読み下し文だけですが、本書では原文と原文語句の注釈、現代語訳の両方が記載され、さらに帛書経脈の原文と訳文が記載されています。現代文だから読み下し文に比較して、分かりやすく、頭に入りやすいです。また、原文と語句解説が記載されていますので、自分で現代文に直してみて、訳の現代文に照らして練習することにより、徐々に古典が読めるようになってゆきます。さらに、薬物帰経も記載されています。刊々堂『針灸学』のP25~162をまとめたものに近いのですが、経絡の現代研究の部分では全く内容が異なり、孟昭威の第三平衡学説が紹介されています。
 恥ずかしながら私が鍼灸学校の頃には、経穴学のみで経絡は習わなかったのです。体表の経穴を線でつないだだけで悲惨なものでした。経穴だけなので、どう内臓と繋がっているのか判らず、どういう部分が経穴で治療できるのかが理解できませんでした。
 経絡系統を知らねば体系だった勉強はできません。経絡、経別、絡脈、経筋が12経に分けて書かれ、奇経八脈が続きます。中国人が習う経絡学を一度目にしてみようではありませんか。
 中医基礎が戴毅、今村氏の一年先輩である私が経絡学、本人が兪穴学を担当という計画でした。
 中国で現在も使われている教科書で、ほとんどの大学がこの教科書を使っているため、中国へ留学したとき教科書を日本語で読め、授業について行きやすいのです。私が留学していたときに、こんな本があれば苦労もなかったのに。
 全訳版ということで『素問』、『霊枢』も含めた引用文など、すべて現代語訳をつけました。
 訳者が鍼灸師なので、私が経絡を担当したことは順当なことです。

●本書の特徴
  もともと今村氏が、自分の主催する塾で経絡学の講義をしてくれと頼みました。私はホームページにあるように、1990年頃に霊枢経脈と帛書を打ち込み、翻訳していましたので、気軽にOKしました。ところが彼は、中国の教科書を翻訳するという大それたことを要求してきたのです。そこで打ち込んだものをコピーして教科書の内容と合わせ、さらに追加して、彼がビデオを取り始めたときに間に合いました。

●このシリーズを刊行したことの意義
  いやあビックリしました。中国の教科書など1985年に刊行されましたから、我々が翻訳する前に、とっくに誰かが翻訳しているもんだと思っていました。
  東洋学術から教科書を抜粋してまとめた本があるから、今さら教科書を全訳しても意味がないという元留学生の意見もありましたが、やはり内容100%と内容70%では、たとえば上に記載した寒邪直中のように、70%の方には記載されていないことも書かれており、違うのではないかと思います。今後は上海科技の教科書を今村3冊、私6冊、合計9冊と出版してゆきますが、私も残り4冊、今村氏も3冊で、それ以上の教科書シリーズは予定しておりません。やはり校正は大変だ。
  しかし、たにぐちの社長は、教科書シリーズを全巻発刊したい意向で、我々が鍼灸関係以外の教科書は翻訳しないというと(中医内科学は何なんだ?)、ひどくガックリしてました。でも餅は餅屋、漢方薬は漢方薬屋ということで、棲み分けが必要です。私も、素霊や難、甲乙や資生、聚英や大成などはともかく、鍼灸の何倍も書籍量のある漢方まで手を出すわけには参りません。中医内科学は、神戸の鍼灸師のお姐ちゃんが谷口書店へ話を持ち込み、私が「それは売れるんじゃあ、あーりませんか」と太鼓判を押した手前、そのお姐ちゃんが中医内科学の翻訳について、まったく音信不通となり(生きてるかホレ)、社長に出版ゴーをそそのかした私が責任をとることになりました。それに辨証関係の本でもあるし、鍼灸治療学の副読本として参考になるかなとも思ったからです。
  しかし、このような煮え湯を飲まされたので、私は今後、教科書シリーズをやりたいという人をよほどでない限り推薦はしません。残りの中薬学、方剤学、内経講義、傷寒論講義、金匱要略講義、温病学、中医各家学説、中薬鑑定学、中薬炮製学、中薬薬剤学など、漢方薬を勉強している方が翻訳原稿を持ち込めば、たぶん90%ぐらいの確率で出版してもらえると思います。社長も煮え湯を飲まされているので、翻訳したいという話だけで原稿もなしではOKしないでしょう。ちなみに私が『中医内科学』の翻訳を終わりかけると、今村が適当な人を選んで、他の漢方薬分野も翻訳してもらうそうです。
  東洋学術からの教科書抜粋が約6000円ですが、それは兪穴学と経絡学の二冊を一緒にしているので、分ければ一冊ずつということで3000円になっています。この両書は同じ本であり、片方は翻訳の読みにくさを払拭するために抜粋して日本語で編集し直したといい(翻訳して判らないところは省いたという意地の悪い声もあり)、我々は翻訳が読みにくいものであっても情報を落とさないことにこだわったものです。東洋学術とたにぐちの両書を読み比べてみると、理解が深まることでしょう。二倍の値段がかかるので、やる人はいないだろうけど。
  ただし私は、自分の訳が既成の本に引きずられないため、敢えて人のものは読まないことにしています。自分だったら、ここに書かれていることを、どのように日本語で表現するのだろう、どう説明したら理解してもらえるだろうということにこだわって訳しています。だから原文を読める人が参照したら、原文に簡単に書かれていることを、こいつは譬えを使ったりして、なんと長々とまどろっこしい説明をしているのだろうと思うでしょう。
  むかし超訳というのがありましたが、それぞれ翻訳スタイルというのがあります。原文をそのままに訳す人、ロミオとジュリエットを太郎と花子に訳す人。
  私の翻訳スタイルは解説翻訳です。例えば、いま校正している刺法灸法学は、耳穴の名前が最新のもので書いてありますが、私の訳にかかると耳中(膈)とか外鼻(鼻、飢点)などのように旧名を加えてしまいます。だから腎上腺とか内分泌などの旧名耳穴も()して書かれています。色を赤で検証しましょう。


目次
 第1章 経絡の概論

 1.1経絡の起源 
 1.1.1血気、脈、経絡
 1.1.2気血の運行に対する認識
 1.2理論系統の形成 
 1.2.1経絡の命名
 1.2.2経絡と臓腑の関係
 1.2.3経絡と自然界の関係
 1.2.4経絡系統の主な内容
 1.3経絡系統の概観
 1.3.1十二経脈
 1.3.2奇経八脈
 1.3.3十二経別
 1.3.4十五絡脈
 1.3.5十二経筋
 1.3.6十二皮部
 1.4経絡の働き
 1.4.1気血を運行させたり、陰陽を調和させる
 1.4.2病気の防衛、症状を表す
 1.4.3感覚の伝導、虚実の調整
 1.5臨床での運用と発達
 1.5.1分経辨証
 1.5.2循経考穴
 1.5.3子午流注
 1.5.4薬物の帰経
 1.5.5経絡に関する歴代の著述
 第2章 手足の太陰と陽明
 2.1手の太陰
 2.1.1手の太陰肺経
 2.1.2手の太陰絡脈
 2.1.3手の太陰経別
 2.1.4手の太陰経筋
 2.2手の陽明
 2.2.1手の陽明大腸経
 2.2.2手の陽明絡脈
 2.2.3手の陽明経別
 2.2.4手の陽明経筋
 2.3足の陽明
 2.3.1足の陽明胃経
 2.3.2足の陽明絡脈
 2.3.3足の陽明経別
 2.3.4足の陽明経筋
 2.4足の太陰
 2.4.1足の太陰脾経
 2.4.2足の太陰絡脈
 2.4.3足の太陰経別
 2.4.4足の太陰経筋
 第3章 手足の少陰と太陽
 3.1手の少陰
 3.1.1手の少陰心経
 3.1.2手の少陰絡脈
 3.1.3手の少陰経別
 3.1.4手の少陰経筋
 3.2手の太陽
 3.2.1手の太陽小腸経
 3.2.2手の太陽絡脈
 3.2.3手の太陽経別
 3.2.4手の太陽経筋
 3.3足の太陽
 3.3.1足の太陽膀胱経
 3.3.2足の太陽絡脈
 3.3.3足の太陽経別
 3.3.4足の太陽経筋
 3.4足の少陰
 3.4.1足の少陰腎経
 3.4.2足の少陰絡脈
 3.4.3足の少陰経別
 3.4.4足の少陰経筋
 第4章 手足の厥陰と少陽
 4.1手の厥陰
 4.1.1手の厥陰心包経
 4.1.2手の厥陰絡脈
 4.1.3手の厥陰経別
 4.1.4手の厥陰経筋
  
 4.2手の少陽
 4.2.1手の少陽三焦経
 4.2.2手の少陽絡脈
 4.2.3手の少陽経別
 4.2.4手の少陽経筋
 4.3足の少陽
 4.3.1足の少陽胆経
 4.3.2足の少陽絡脈
 4.3.3足の少陽経別
 4.3.4足の少陽経筋
 4.4足の厥陰
 4.4.1足の厥陰肝経
 4.4.2足の厥陰絡脈
 4.4.3足の厥陰経別
 4.4.4足の厥陰経筋
第5章 奇経八脈
 5.1督脈
 5.1.1分布範囲
 5.1.2作用と症状
 5.2任脈
 5.2.1分布範囲
 5.2.2作用と症状
 5.3衝脈
 5.3.1分布範囲
 5.3.2作用と症状
 5.4帯脈
 5.4.1分布範囲
 5.4.2作用と症状
 5.5陽脈と陰
 5.5.1分布範囲
 5.5.2作用と症状
 5.6陽維脈と陰維脈
 5.6.1分布範囲
 5.6.2作用と症状
 5.7奇経八脈の総合作用
 5.7.1交流と連絡の作用
 5.7.2統率と主導の作用
 5.7.3流れ込ませ、調節する作用
 第6章 経絡部分の関係と運用
 6.1根結と標本、気街
 6.1.1根、溜、注、入と根結
 6.1.2標本と気街
 6.1.3四海
 6.2経絡部分
 6.2.1頭面部
 6.2.2頚項と咽喉部
 6.2.3胸脇腰背部
 6.2.4腹部
 6.3六経辨証と関、闔、枢
 6.3.1六経辨証
 6.3.2関、闔、枢
 6.4薬物帰経
 6.4.1十二経の用薬
 6.4.2奇経八脈の用薬
 第7章 経絡現象と現代研究
 7.1経絡現象の基本的特徴
 7.1.1循経感伝現象の調査
 7.1.2循経感伝現象の特徴
 7.2経絡現象の現代研究
 7.2.1研究の概況
 7.2.2循経感伝の出現率との関係
 7.2.3その後の方向
 7.3経絡に対するさまざまな見解
 7.3.1経絡と生物電気
 7.3.2経絡と脈管
 7.3.3経絡と神経分節
 7.3.4経絡と中枢神経
 7.3.5第三平衡説
 7.3.6フィードバックと経絡
 7.4中国以外での経絡研究の状況
 7.4.1神経説
 7.4.2筋肉説
 7.4.3特殊構造説
 7.4.4整体現象
 本文内容見本  P59~61

第2章 2 手足の太陰と陽明

 十二経脈、十二経別、十二(十五)絡脈、十二経筋は、すべて手足の三陰と三陽に分けられる。ここでは関係のある内容を十二経脈を中心に、手足の太陰と陽明、手足の少陰と太陽、手足の厥陰と少陽の順序にまとめて紹介する。一緒にすることで、それぞれ表裏経の違いを分析して比較しやすいよう、経絡系統の関係を全面的に理解できるようにする。この章では、最初に手足の太陰と陽明を解説する。つまり手の太陰、手の陽明、足の陽明、足の太陰の四経脈である。この四経脈は、気血が運行(流注)する最初の循環で、上肢と下肢の内側か外側の前縁に分布し、陰経と陽経が表裏関係となっている。つまり臓腑の間では肺と大腸、脾と胃がペアになっている。

2・1 手の太陰
 手の太陰肺経は、主に上肢の内側前縁を通っており、その絡脈と経別によって内外が連絡され、その外部に経筋が分布している。ここでは経脈を中心に、それぞれを解説する。
2・1・1 手の太陰肺経
1) 循行
 『霊枢・経脈』の原文:肺手太陰之脈。起於中焦①、下絡大腸、還循胃口②、上膈、属肺。従肺系③、横出腋下、下循臑内④、行少陰⑤、心主⑥之前、下肘中、循臂内⑦上骨⑧下廉⑨、入寸口⑩、上魚、循魚際⑪、出大指之端。

  其支者:従腕後、直出次指内廉、出其端。
  本経の経穴:中府(肺の募穴)、雲門、天府、侠白、尺沢(合穴)、孔最(穴)列缺(絡穴)、経渠(経穴)、太淵(輸穴、原穴)、魚際(穴)、少商(井穴)。

【注釈】
①中焦:宋・王惟一『銅人穴鍼灸図経』では「中焦とは、胃の中にあり、主に水穀を腐熟させ、水穀の精微(エッセンス)を上げて肺に注がせる」と注釈がある。
②胃口:『銅人穴鍼灸図経』には「胃口とは、胃の上口で、噴門である」と注釈している。
③肺系:元・滑伯仁『十四経発揮』には「喉(こうろう)である」とある。喉とは気管を含めたものを言う。
④臑内:上腕である。屈側を臑内と呼び、上腕二頭筋部に当たる。伸側を臑外と呼び、上腕三頭筋部に当たる。
⑤少陰:手の少陰心経を指す。
⑥心主:手の厥陰心包経を指す。
⑦臂内:臂は前腕であり、内とは指の内側、つまり掌側である。
⑧上骨:「臂之上骨」とは橈骨を指す。
⑨廉:縁のこと。
⑩寸口:手首の後ろの橈骨動脈拍動部。
⑪魚、魚際:「魚」や「手魚」は、現在では母指球と呼ぶ。魚際は魚の外縁。
【文字】
 之:の。至るの場合もある。起:起こる。於~:~で、~に。下:下がる。絡:絡まる。還:返る。循:巡る。沿う。上:上がる。膈:横隔膜。属:属す。従~:~から。肺系:気管。出:出る。臑:上腕。内廉:内側。行:行く。臂:前腕。上骨:橈骨。下廉:下側。入:入る。寸口:太淵。際:境目。魚:親指の付けねの盛り上がり。大指:親指。其支者:それから分かれた支脈。腕:手首。後:後ろ。直:まっすぐ。次指:人差指あるいは薬指。前に来るのが大指なら人差し指、小指ならば薬指。
【訳文】
 手の太陰肺経は、①中焦の胃部より起こり、下に向かって大腸に連絡し、戻って胃の噴門を巡り、②横隔膜を貫き、肺に入って属す。③肺系から気管と喉頭部に上がって、横に曲がり腋の下に出て(中府、雲門)、④上腕の屈側に沿って下がり、手の少陰と手の厥陰(心主)の前を行く(天府、侠白)。⑤下がって肘の中に至り(尺沢)、前腕屈側の橈骨縁に沿って進み(孔最)、⑥寸口の動脈拍動部に入る(経渠、太淵)。縁に沿って母指球に向かい(魚際)、親指の端に出る(少商)。
 その分支は、⑦手首の後ろ(列缺)から人差指の内側(橈側)に進み、その端に出て、手の陽明大腸経と繋がる(図2-1)。 

 このあとに図が入り、帛書の脈書、症状、関連する『内経』各文、絡脈、経別、経筋と続いて、手の陽明が続きます。ここの文字解説は、完全に私の挿入した部分です。原文にはないのですが、これを加えることで原文古典を読みながら理解してもらおうという趣向です。特に「従~」が「~から」の意味とは思いませんよね。こうした文字解説は、新しい動詞が現れたページにだけ解説してありますので、後ろの方になるに従って徐々になくなります。
 本の全体の構成としては、概論、抜粋した十二経、奇経、標本や根結、気街、四海、皮部、薬物帰経と続き、経絡に対する現代の見解となって終わっています。原書の中医教科書は、中国の書店や日本の中国書籍を売っている書店などで入手しやすいので、参照しながら読めば中国語の勉強にもなります。
 本書を抜粋して『穴学』と一緒にしたものが、東洋学術出版の『穴学』です。原書を読んでみれば、それがよくわかります。刊々堂のは20年前ぐらいに出版された薄緑色で2cmぐらいの厚さの本です。
 本書を鍼灸学釈難と併用すれば、経絡に対する理解が深まると思います。
※本文は出版社の了承を得て転載しています。
 正誤表:教科書187ページ下から6行目「与巨陽中絡者合。少陰、」→「与巨陽中絡者、合少陰、」
           198ページ『奇経八脈考』2行目、下から9行目「と足の少陽の間」→「と足の少陰の間」
           242ページ15行目『傷寒論』に「少陽の病……」→『傷寒論』に「少陰の病……」
           244ページ下の図「枢特」→「枢持」
                               北京堂鍼灸ホーム